【ダイエット】ビセラには効果がないので止めるべき【理由は3つ/痩せない】
こんにちは、わらしか(@wrskJP)です。
何かと話題になる「ビセラ(BISERA)」ですが、どう見ても効果ないよね…?
ということで、科学的な視点から分析し、効果がない理由、痩せない理由を解説します。
この記事の内容
1.ビセラにダイエット効果がない3つ理由【痩せない】
下記の通りです。
- 配合成分が少なすぎる問題
- そもそも痩せる成分なんて無い
- 健康状態が良い人が飲んでも意味がない
ざっくりと、上記3つの理由があります。
それぞれ解説していきます。
配合成分が少なすぎる問題
最大の理由としては「配合成分が少ない」ことが挙げられます。
種類ではなく量の問題です。
参考として、ビセラのパッケージ裏に記載されている原材料を下記に記載します。
食物繊維(有機アガベイヌリン)、乳酸菌(殺菌)(乳成分を1 含む)、乳酸菌生産物質(大豆、乳酸菌)(大豆成分を含む)、酪酸菌末(乳、大豆成分を含む)、乳酸菌プレミックス 原材料名(乳酸菌29種)(乳成分を含む)、乳酸菌末(乳成分含む)、有胞子性乳酸菌(乳成分を含む)、ガラクトオリゴ糖、デキストリン、マルトデキストリン/結晶セルロース、ステアリン酸Ca、HPMC、増粘剤(ジェランガム)、微粒二酸化ケイ素
原材料名の表記上、多い順に書かれます。
つまりメイン成分は食物繊維ということですね。
1粒375mgなのにメイン成分が「食物繊維」
これが一番謎。
謎である理由は下記の通り。
- 量が少なすぎぃ!
- 食物繊維は1日摂取量25gが理想、ビセラだと足りなさすぎる
- バナナ1本でさえ、食物繊維は0.9gある(900mg)
- 普通に食事してれば15gくらいの食物繊維は摂取できる
要は食物繊維の量少なすぎ!ってことですね。
ビセラは1粒375mgと表記されているので、含まれている食物繊維は当然ながら375mg以下です。
バナナ1本でさえ0.9g(900mg)の食物繊維が摂れるのに、なんで食物繊維をメイン成分にしたんだ…と。
ちなみに食物繊維は粉末がAmazonなどで販売されています。
下記のような商品ですね。
食物繊維の配合量が少ない!というよりは、食物繊維を入れたこと自体が謎という感じですね。
加えて言うなら、そこまで食物繊維がほしいなら上記商品みたいな「イヌリン」の粉末でOKってことです。
肝心の乳酸菌も少ない
ビセラのサイトでは、乳酸菌が1兆個入ってると記載されてます。
一見多そうに見えますが、1袋あたりの量です。
つまり、1粒あたり333億個くらい。
よくある商品と比較すると次のようになります。
- ヤクルト400:約400億個
- お腹へGG:約140億個
こんな感じ。
まあまあ多いように見えます。
ですが、ビセラの場合は32種類の乳酸菌が使われていると表記されてます。
1種類あたり10億個弱…。
種類いっぱい入れすぎて1つ1つがすげえ薄くなってしまった…そんな感じのサプリメントのように思えます。
ちなみに、ヤクルトは「シロタ株が約400億個」で、お腹へGGは「GG株が約140億個」といった感じで、特定の乳酸菌株が多く含まれていることが特徴です。(詳細)
また、一般的なプロバイオティクス(善玉菌のサプリ)は1粒で500億くらい入ってます。下記の製品だと、1粒500億で善玉菌の種類は10種類となっています。
まあどんなものと比較しても、ビセラに配合されている乳酸菌は少ないよねってことが言えるわけですね…。
そもそも痩せる成分なんて無い
ビセラが痩せない理由その2が、「痩せる成分は無い」ということです。
別の言い方をすると、飲むだけで減量できる成分が無いという感じですね。
あとは昔は痩せる成分として扱われていてサプリ化もしたことがあったけど、結局は副作用が強すぎて販売自体ができなくなってしまったエフェドリンという成分もあります。まあこの辺の話は別の機会に…。
基本的に体重は「食べる量」や「食べてる内容」に影響する
人間の体重は、食べ過ぎたら太って極端に食べなくなると痩せるって感じで体重が変動するので、特定の成分を摂取したから痩せていくってことはまず無いです。
そんな便利な成分があるのなら、肥満大国と言われているアメリカは苦労していません。
また、加工食品は脂質や糖質がめちゃくちゃ入ってます。脳が興奮して食欲が暴走する絶妙な割合で配合されていることが多いので、結果食べすぎて太ります。コンビニ弁当とかもやばいですね。
ダイエットできるかは「食べる量」と「食べている内容」に影響されます。
間接的に体重に影響する成分はある
後ほど詳しく解説しますが、下記の成分が良いとされてます。
- カフェイン:代謝アップ、脂肪を燃やす
- 善玉菌:腸内環境の改善、暴飲暴食や過剰な食欲を抑える
- ヨヒンビン:精力剤、体脂肪が燃えるかもしれないと実験結果
- ホワイトウィロー:カフェインと摂取すると相乗効果でよくなる
このあたりが実際の研究などで判明していることですね。
現状では危険度が少なく脂肪を燃やしてくれる成分としては「カフェイン」が一番良いという結論が一般的かなと思います。それなりにデータも存在します。(詳細)
あと、乳酸菌を含む善玉菌もダイエットには良いとされてますが、飲むだけで減量できるわけではないです。飲むと腸内環境が良くなって暴飲暴食が減り、過剰な食欲が減るので結果的に痩せるかも、という感じです。
このように、間接的に体重に影響が出る成分は上記4つのように存在します。ですが、飲むだけで体重が減る成分は今の所ありません。あったとしても副作用の危険性が高いという感じです。
健康状態が良い人が飲んだところで意味ない
ビセラが痩せない理由その3ですが、健康状態が良い人が飲んだところで意味が無いということです。
先程、乳酸菌を含む善玉菌は「暴飲暴食を減らす」や「過剰な食欲を抑える」といった効果が期待できると話しました。それなら、ビセラも間接的とはいえダイエット効果があるんじゃないの?という疑問が出てくると思います。
でもそれは、腸内環境が良くない場合に限っての話です。
腸内環境が正常な人が、どんなに乳酸菌を摂取したところで健康状態に効果が出ることはありません。ビセラに限らず、プロバイオティクス関連全部に言える話ですね。
実際の研究データでも、「腸内環境が良い人が乳酸菌を摂取しても何ら変わりなし」という結論が出ています。プラセボ効果も同様に「意味がない」との結果になっていました。(詳細)
加えて、ビセラは1つあたりの乳酸菌含有量が少なすぎて、普通のヨーグルト並程度の効果しか期待できません。
それならヨーグルトのほうがコスパがいいし…ビセラを飲んだところで痩せるわけが無いですよね…。
腸内環境が良くても悪くても、ビセラを飲んだところで意味がありません。痩せないです。
補足:腸内環境が正常になったら、次はプレバイオティクス
一応ご紹介すると、腸内環境が正常なら善玉菌ではなく、その餌となる「プレバイオティクス」を摂取するほうが良いとされています。
一般的には次のような製品です。
- イヌリン(食物繊維)
- ガラクトオリゴ糖
- レジスタントスターチ
Amazonでも買えるので入手しやすいし、値段もビセラほど高くありません。
結論:ビセラは痩せない、効果なし
おさらいとして、下記にビセラが痩せない3つの理由をまとめます。
- 配合成分が少なすぎる問題
- そもそも痩せる成分なんて無い
- 健康状態が良い人が飲んでも意味がない
上記が全てです。
補足:もし試すのであれば、金額に注意
ここまで見ても試したいというチャレンジャーな方は、ひとまず金額に注意してください。
販売サイトを見るとわかりますが、初回500円で2回目以降は3,980円です。加えて4ヶ月以上継続しないと、この定期コースは解約できないようになっています。
販売サイトだと、12,440円かかるって書いてありますね。
注意しましょう。
2.ビセラで痩せたという報告は本当なの?
結論というと次の2つになります。
- ビセラ以外のことが要因となって痩せている可能性
- そもそも、その口コミ自体が嘘
ビセラ以外の要因で痩せている可能性大
ビセラで痩せた!というひとは、実は別の要因で痩せたのでは?という説ですね。サプリに限らずこういったことはよくあることです。
もちろん憶測でしか無いですが、ビセラの成分を分析しても痩せられる要素はあまりないので、こう考えたほうが妥当です。
そもそもダイエットサプリを買うという時点で、ダイエットする意識が高い人なので、少なからずサプリに頼り切りになることは無いかと思います。食事制限をしたり運動したりしてる人が大半です。
それなら「ビセラで痩せた」というより、「ビセラも飲んでるけど他の要因でダイエットできた」と考えるほうが妥当でしょう。
商品の口コミは「作られている」ことがある
業者によって口コミが作成されていることがあります。
もちろん一部の商品だけだと思います。
僕は以前、Webライターとしてほぼ匿名で記事作成をしていたことがありまして、よく業者から「口コミを書いてほしい」と依頼が来ていたことがあります。嘘でもいいからとにかく書いてくれって感じです。
もちろんそのような仕事は受けたことがありませんが、このような案件が回ってくるということは、その製品を試したことがない人が作った口コミも多数存在するってことです。
今ではAmazonのレビューも売買されるって話なので、基本的に口コミは信頼しないほうが良いのかもしれません。
という感じで、「ビセラで痩せたよ~」といった報告やレビューなどは、軒並み信頼しないほうが良さそうな。
科学的な視点から見て配合成分にダイエットできる要素が無い以上、体験談レベルの内容を信じるのも変だと思うので、ビセラは痩せない!と断言しちゃっても良いかもしれません。
3.ビセラよりも断然良い!科学的に一番根拠がある「ダイエット成分」
実は先程少し触れましたが、こちらで詳しく解説していきます。
下記の成分です。
- カフェイン:代謝アップ、脂肪を燃やす
- 善玉菌:腸内環境の改善、暴飲暴食や過剰な食欲を抑える
- ヨヒンビン:精力剤、体脂肪が燃えるかもしれないと実験結果
- ホワイトウィロー:カフェインと摂取すると相乗効果でよくなる
上記4つが、まだ信頼できるという感じ。
といっても、劇的な効果は望めません。
摂らないよりは良いかもしれない、といったレベルですね。
今一番ダイエット効果が期待できる「カフェイン」
現状ではカフェインが一番効果があるなという印象。
常日頃から飲み続けることで、脂肪燃焼率が1割~2割は増える様子です。
実際のデータ
一番有名なデータになると1989年に行われたものになります。
論文は下記になります。
で、データでは「1日6回のコーヒー摂取(2時間おきに1回)飲んだところ、その日1日の代謝が最大11%増えた」という結果になっています。
コーヒーのカフェインは大体80mg~130mg程度なので、日に6杯も飲むのはカフェインに強い人しかできませんが、試す価値はあるのかなと思います。
また、上記データでは下記のことがわかっています。
- 代謝の上昇率は、個人差が激しい
- 元から痩せている人が飲んだほうが、効果が高い
- 痩せ体型:150kcal程度、代謝が上昇
- 太り体型:70kcal程度、代謝が上昇
- 他のデータでも、痩せ体型のほうが、カフェインで代謝が上昇しやすいことが判明した
といった感じ。
個人差が結構あるみたいで、体型で左右されることが多いとのこと。
ちなみに実験では男性のみですが、女性の方でも変わらずカフェインの効果は高そう。というより、運動しなくても体脂肪が燃えてきているのはなんとも魅力的ですので、カフェインの効果は侮れませんね。
カフェインの効果は他にもあり
- エクササイズの脂肪燃焼効果を高める
- 食欲を抑制する
- 筋トレの効果を高める
という感じ。
これだけ見ると非常に優秀な成分だとわかりますね。
ただし、カフェインの効果は脂肪を分解するところまでなので、その後のエクササイズや筋トレが重要になりますね。
結局、飲むだけダイエットは厳しいです。
一番信頼性が高いカフェインでさえコレなので、ビセラに効果があるわけないですよね。
まとめ
ということでまとめです。
- ビセラでは痩せない!効果なし!
- メイン成分が食物繊維!バナナ1本の3分の1しか入ってない!
- 乳酸菌が少なすぎる!種類入れすぎて薄くなりすぎ!
- 一番根拠があるカフェインが使われてない!
- カフェインだってそこまで劇的に痩せない!それなのにビセラに効果があるとは思えない!
- 口コミには「嘘」がある!実際に仕事案件で口コミ作成が来たことあり!
- 痩せたという人はビセラ以外の要因がありそう!
- とにかくカフェインのほうがまし!ビセラを買う必要なし!
という感じで、今回は以上になります。