OBSでカウントダウンができるタイマー「Snaz」の使い方
こんにちは、わらしか(@wrskJP)です。
僕はTwitchやYoutubeなどでゲーム配信をしていますが、視聴者の方に開始時刻を知らせるためにカウントダウンの映像を流しています。
これは「Snaz」というタイマーを使用して映し出していますが、使い方に少し癖があるので、この記事で解説していこうと思います。
ちなみに配信ソフト「OBS」での解説ですが、OBSのインストールは各自で行っている前提での解説になります。それぞれでインストールしておいてください。
OBSでカウントダウンができるタイマー「Snaz」の使い方
ざっくりとした手順は下記の通り。
Snazの使い方1:Snazをダウンロード、インストール
まずはSnazをダウンロードしましょう。
下記のリンクへアクセスします。
DLするものは「SnazSetup.exe」のみです。
ダウンロードしたら実行しましょう。
インストール先を選択して、インストールが完了したらSnazを起動します。
Snazの使い方2:Snazを起動して設定
ここからSnazを実際に使っていきますが、ここでは2種類のカウントダウンのやり方について解説します。
Snazカウントダウン:秒数を指定する場合
簡単な手順は下記の通り。
- Snazを起動
- メニュータブ「Chrono’s」をクリック
- Chrono Down欄のDown fromで秒数を設定する
- Output formatで表示のさせ方を設定する
- Msg when doneでカウントダウン終了時に表示させるテキストを設定
- Startを押すとテキストファイルにカウントダウンが出力される
- Copy Path to Clipboardをクリックすると、その上のディレクトリがコピーされる
- OBSで設定(後ほど解説
という感じです。
設定するのは「Chrono’s」メニューの上記画像の赤枠の部分。
秒数指定のカウントダウンであれば、ここだけ弄ります。
Down fromの設定
Down fromで秒数を設定します。
(時):(分):(秒)
という形式なので、自由に弄りましょう。
Output formatの設定
ここはカウントダウンの表示形式の設定です。
- $h:(時)
- $m:(分)
- $s:(秒)
という感じです。
こだわりある方は設定してみてください。
Msg when doneの設定
カウントダウン終了時に出力されるテキストです。
僕の場合なら「ライブ開始!」とかですかね。
お好みで設定してみてください。
ここまで設定したら「Start」を押してカウントダウンを開始してください。すぐに配信しない場合でも押しましょう。
そしたら次の手順へ進みます。
Snazカウントダウン:時刻を設定する場合
簡単な手順は下記の通り。
- Snazを起動
- Time,date and countdownタブメニューをクリック
- Countdown to specific timeの欄、Output formatで表示形式を設定
- Count toで日時を設定する
- Msg when doneでカウントダウン終了時に出力するテキストを設定する
- Startをクリック
- 右にある「Copy Path to Clipboard」をクリック、ディレクトリがコピーされる
- OBSで設定(後ほど解説)
という感じですね。
設定するのはTime,date and countdownタブメニューの「Countdown to specific time」という項目になります。画像でいう赤枠の部分ですね。
ここ以外は編集しません。
Output formatで表示形式を設定
ここはカウントダウンの表示形式になります。
- $d:(日にち)
- $h:(時)
- $m:(分)
- $s:(秒)
という感じなので、お好みで設定してみて下さい。
ちなみに僕の場合は日にちが不要なので、「$h:$m:$s」という形式にしてます。
Count toで日時を設定する
ここで「カウントダウンが終了する日時」を設定します。
日にち/月/西暦 時:分:秒
このような形式をしています。
それぞれ設定しましょう。
僕の場合は深夜0時半に配信するので、例えば2020年の4月1日に配信するなら「01/04/2020 00:30:00」という設定になります。
時刻設定なので、定時配信をするストリーマーの方にはピッタリの機能ですねー。
Msg when doneで表示テキストを設定
ここはカウントダウン終了時に出力されるテキストになります。
「ライブ開始!」とか自分の好みで設定してみてください。
ここまで設定したら配信する予定が無くても「Star」をクリックします。カウントダウンが開始されます。そしたらその右にある「Copy Path to Clipboard」をクリックしましょう。出力先のテキストのディレクトリがコピーされます。
そしたら次の手順へ進みましょう。
Snazの使い方3:OBSでテキストファイルとして表示させる
ここからはOBS側の設定になります。
簡単な手順は下記の通り。
- カウントダウン用のシーンを作成する
- 「テキスト(GDI+)」のソースを追加、詳細設定
- 「ファイルからの読み取り」にチェックを入れて、「テキストファイル(UTF-8)」の項目に、先程コピーしたディレクトリを指定する
- OKを押して完了
という感じです。
Snazはカウントダウンをテキストファイル形式で出力するので、それをOBS側で読み込む形になります。
シーンの名前はわかりやすい名前でOK。
僕の場合は「カウントダウン用」とつけてます。
シーンを作ったら、次はソースの追加です。
+をクリックして「テキスト(GDI+)」を追加しましょう。名前は自由です。
追加したソースを右クリック→プロパティで詳細設定ができます。
フォント選択の下に「ファイルからの読み取り」という項目があるので、クリックしてチェックを入れましょう。するとテキストファイルを読み込めるようになります。
「参照」をクリックすると、ファイルの選択画面が表示されますので、先程コピーしたディレクトリのテキストファイルを選択します。
ファイルの選択方法
先程「Copy Path to Clipboard」をクリックしてディレクトリをコピーしていますが、OBSにペーストができないので、下記のように行ってください。
- 「※指定先※\Snaz\TextFiles\Countdown.txt」というディレクトリがコピーされている
- 上記ディレクトリからCountdown.txtを消して、「※指定先※\Snaz\TextFiles\」だけをコピーする
- 参照をクリックしてファイル選択画面が出たら、先程コピーしたディレクトリを、ディレクトリ欄にペーストする
- ディレクトリ先に飛ぶので、Countdown.txtを選択する
という感じです。
簡単にいうなら、Snazで出力しているカウントダウンのテキストファイルをサッと選択するためにディレクトリをコピーしておくって感じです。
ちなみにテキストファイルはカウントダウンの種類によって異なります。
- 時刻指定のカウントダウン:Countdown.txt
- 時間指定のカウントダウン:ChronoDown.txt
間違えないように注意しましょう。
また、カウントダウンを開始していないとテキストファイルは出力されません。OBSで表示を確認するにはSnaz側でカウントダウンを開始している状態にしてください。
あとはOBSで表示のさせ方を工夫するだけですね。
僕の場合は下記の画像のような感じです。
大体30分前になったら配信開始を押して、上記画面を表示させてます。
デスクトップ音声、マイク音声はこの時点でミュート。配信開始する時はミュートを解除して、配信先のシーンに切り替えればOKです。
以上でSnazの使い方の解説を終了します。
わからないことがあれば、ぜひTwitterとかで気軽に聞いてください。
わらしか(@wrskJP)です。