【SOTO レギュレーターストーブ ST-310 レビュー】1年使ったらわかった9つのこと
こんにちは、わらしかです。
SOTOレギュレーターストーブST-310を使用して1年ほど経過しました。
メリット、デメリットが分かってきたので、レビューします。
この記事の内容
1.【レビュー】SOTOレギュレーターストーブST-310を1年使ってみた
1年使ってみたのでレビューします。
1年使ってみた率直な感想
下記の通り!
- 収納性が良い
- 火力が強い
- とろ火になりにくい
- 火をつけるのが少し面倒
- 純正のCB缶でも、そこまで長く使えない
- 見た目カッコいい
- 災害時でも活躍しそう
- 滑りやすい
- ガス缶が少し値段が高い
という感じです。
思いつく限り感想を考えました。
全体的にみれば、良いバーナーだと思います。
収納生が良い
めちゃくちゃ小さくなります。
収納時サイズ:幅140mm × 奥行70mm × 高さ110mm
かなり小さくなります。
火力がかなり強くできる
火力だけ見るなら、スキレットが問題なく使えるレベルです。
ヤカンのお湯もあっという間に沸きます。
朝晩の冷えにも強いので、いつでも高火力が期待できます。
とろ火は難しいかも
頑張って調節しても、とろ火と言えるほど弱い火にすることは難しいと思います。
せいぜい、弱中火くらい。
お米を炊く時は、バーナーパッドを利用しましょう。
純正のCB缶で大体1時間半くらい使える
普通の炒めもの、お湯を沸かすなどの用途で使えば、10回くらいのキャンプなら1缶で使えそうですが、鍋物など長時間火を使う料理に使うと、割とあっという間に無くなります。
純正のCB缶は少々値段が高め
純正はこちらの2種類。
3本セットで700円~800円です。
普通のガス缶と比べると少し値段が高め。
消耗品と考えると、割と節約して使うと良いと思います。
滑りやすい
SOTOのST-310には滑り止めがありません。
そのため、テーブルに寄ってはスルスル滑ります。
僕の場合、ユニフレームの焚き火テーブルの上で使ったことがありますが、滑らせて落としました。点火前だったので怪我などはありませんでしたが、少しヒヤッとしましたね…。気をつけるようにしないとです。
滑りやすさを考慮して、改造する人もいる
滑ることを懸念して、シリコンチューブを取り付ける人がいます。
Amazonのレビューを見ると一部の人は改造していますね。
ただ、熱で溶ける可能性があるので、止めたほうが良いです。
普通に注意するだけでOKだと思います。
火が付けにくい
ST-310には着火用のスイッチがあるので、それをカチカチ押すと火が付きます。一見着火がしやすいと思いきや、実際にやってみるとやりにくいです。
スイッチはガス調節ハンドルの下にありまして、指を隙間に入れてスイッチを付ける感じです。なので片手で着火するのは難しいです。
別売りに「専用点火アシストレバー」が販売されるくらいなので、相当「火の付けにくさを感じた人」が多かったんでしょうね…。
Amazonの合わせ買い商品で500円ほどで買えるので、SOTOレギュレーターストーブST-310と一緒に買っておくと良いと思います。
ライターでつける方法もあり
ちょっとだけ火が当たるかもしれませんが、ライターで着火する方法があります。
ガスのつまみを回して、ライターで着火です。
少々危ないですが、めちゃくちゃカッコいい点火の方法です。
僕はちょっと怖かったので、SOTOのスライドガストーチを使って着火しています。
総合評価:バーナーを買うなら、まず選ぶべき製品
使いにくさ、維持費用などで多少のデメリットがあるものの、全く気にならないレベルですし、バーナーで迷っているならまず選択肢に入る1つになります。
実際に1年使用してみても、最高に良いと思っています。
コンパクトでパワフルなバーナーなので、お気に入りです。
Amazonだと、たまにタイムセールで5,000円ほどまで値下げすることがあるので、そのタイミングで購入を検討しても良いかなと思います!
2.SOTOのST-310とイワタニのジュニアバーナーを比較
見た目が理由で同列に扱われることが多いので、比較してみます。
仕様を比較
品番 | CB-JCB | ST-310 |
本体サイズ | 幅155mm × 奥行155mm × 高さ127mm | 幅166mm × 奥行142mm × 高さ110mm |
収納サイズ | 幅82mm × 奥行68mm × 高さ109mm | 幅140mm × 奥行70mm × 高さ110mm |
重量 | 274g | 350g |
カラー | 本体:シルバー、ガスつまみ:こげ茶 | 本体:シルバー、ガスつまみ:黒 |
材質 | 本体:アルミニウム バーナー・ごとく・脚・風防:ステンレス |
バーナー・器具栓つまみ:ステンレス、 ボンベホルダー・点火スイッチ:樹脂 |
ガス消費量 | 約194g/h ※1 | 約1.5時間使用可能 |
発熱量 | 2.7kW(2,300kcal/h) | 2.9kW(2,500kcal/h) |
連続燃焼時間 | 約120分(イワタニカセットガス使用時) 約40分(イワタニカセットガスジュニア使用時) |
約1.5時間(ST-760 1本使用時) |
点火方式 | 2アクション圧電点火方式 | 圧電点火方式 |
使用ガス | イワタニカセットガス、 イワタニカセットガスジュニア、 イワタニカセットガスパワーゴールド |
– |
使用できる鍋の大きさ | 目安として18cmまで(鍋底が16cm以下) | |
付属品 | 専用ハードケース | 収納ポーチ |
という感じです。
どちらも似たような性能をしています。
主な違いは3つ
下記の通り。
- バーナーヘッドの飛び出し具合
- 組み立ての仕方
- 燃焼音の大きさ
という感じです。
バーナーヘッドの飛び出し具合
SOTOのST-310の方が、ヘッドが飛び出してます。
一方で、イワタニのCB-JCBは隠れています。
上記がイワタニです。
SOTOのST-310はこちら。
完全に飛び出てます。
組み立ての仕方が少し違う
イワタニのCB-JCBは脚とゴトクが別構成になっているので、組み立てる時は若干コツが必要です。
一方で、SOTOのST-310は脚とゴトクがセットで1つになっているので、バッと広げるだけで設置できます。この点はST-310の方が便利ですね。
燃焼音の大きさ
僕が聞いた感想としては、ST-310の方がスマートな燃焼音という感じがします。「コー」という感じ。
一方でイワタニのCB-JCBは「ゴォ~~~」という強気の音を発します。仕様上の火力も差はあまりなく、見た目も同じくらいなので、迫力ある音が良いならイワタニのバーナー、スマートさで選ぶならSOTOのST-310という感じでしょうかね。
まとめ:個人的にはSOTO ST-310イチオシ
イワタニのバーナーよりおすすめできるかなと思っています。見た目も個人的には好きです。
SOTOのST-310を選ぶ基準としては、
- 組み立てが簡単
- 燃焼音が静か
- 純正オプションが多い
という3つ。
イワタニのジュニアバーナーを選ぶ基準は、
- 安定感のあるゴトク
- 安心の日本製
- ハードケース
という点だと思います。
バーナーでお悩みの方は、是非検討してみてくださいな!